『人生の目標がない方へ』自分に合う目標や生きがいを見つける効果的な方法を紹介!

この記事は識学総研さんからの転載です。

人生には目標が必要なのか?

まずは「人生には目標が必要なのか」ということについて見ていきます。

具体的には「そもそも人生の目標とは何なのか」について確認した後、目標がある人とない人の違いについて見ていきます。

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そもそも人生の”目標”とは

さて、そもそも「人生の目標」とは何なのでしょうか。人生の目標には、スケールが大きいものから小さいものまで様々なものが考えられます。

たとえばスケールの大きい話で言えば、「幸福な家庭を築きたい」というものがあります。たとえ今結婚していない状態でも、「幸せな家庭を作る」ことを目標に、日々を生きている人は多いでしょう。

「仕事で出世をする」と言うのも立派な目標でしょう。仕事は人生の多くを占めるものですし、その中で具体的な目標を見つけ出すことができれば、それに向かって精進することができます。

今の会社の中で地位を上げていくのもそうですし、「起業して成功させる」「社会に貢献する」という目標もあるでしょう。

もちろん人生の目標と言うものは、スケールの大きい話だけではなく、趣味やレジャーの中に見出すこともできます。「どうしても仕事の中で目標を見つけられない」という人は多いでしょう。

例えばサッカーが好きな人は、大会を主催して色々な人と交流してみたり、サッカーをテーマにしたYouTubeチャンネルを作ってみても良いでしょう。

特にYouTubeは具体的な数字で勝負をする世界なので、色々な目標を立てやすい趣味でもあります。走ることが好きであれば、マラソンに挑戦してみるのも良いですね。

このように人生の目標は、人生全体に関わる目標でも良いですし、日常のささいなことに関する目標でも構いません。

目標がないと無気力になる?

少し話は逸れてしまいますが、「人生の目標」がないと人間はどうなってしまうのでしょうか?基本的に人間は、「人生の目標」がないと無気力になってしまいがちです。

たとえばRPGゲームを想定してみてください。RPGは勇者のレベルを上げて魔王(ボス)を倒すゲームですが、「目標がない」というのは「魔王(ボス)の存在がない」のと同じです。

魔王がいなければ、我々は何のために勇者のレベルを上げるかもわかりませんし、そもそも冒険をする動機が削がれてしまうことになります。

冒険をしないとどうなるかというと、勇者は最初の村にとどまってしまうことになり、それはつまるところ「無気力症候群に陥ってしまう」ことになります。

人生をRPGにたとえることはよくありますが、要するに目標がないと、我々は人生の指針を失ってしまうのです。

目標がある人とない人の違い

それではこれまでの話を踏まえて、目標がある人とない人の違いについて見ていきましょう。最初にざっくりした話をすると、両者は「時間の使い方」や「目的意識」が異なっています。

目標がある人は、当然ゴールがはっきりしているので、そこから逆算して目標を達成するための戦略を立てていきます。当然そうなれば、目標がない人と比べて、しっかりとした時間の使い方ができます。

それから目標がはっきりしていると、どのような失敗でも、「自分の目標を達成するための経験」と割り切ることができます。またそのための戦略を立てることによって、中長期的な視点を養うことができ、はっきりとした目的意識を持って物事に取り組むことができます。

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人生の目標が必要な理由とメリット

それでは次に「なぜ目標が必要なのか」ということと、「目標を持つメリット」について見ていきます。それに加えて「目標を持つことは大事ですが、目標に執着しすぎるのはよくない」という点についても触れていきます。

人生の目標を持つ必要性

それではまず目標を持つ必要性について見ていきます。まずは何よりも「生き生きとした人生を送れる」という点です。先程のRPGの例でも見てきましたが、我々は魔王(目標)という存在があるからこそ、生き生きとしたゲームライフを送ることができるのです。

それから目標を持つことによって、いろいろな体験をすることができ、人間としての魅力が磨かれていきます。目標を達成するためには、多少のリスクを背負ってでも行動しなければなりません。

そこで人間はいろいろな体験をし、自分の糧にしていくことによって、前へ前へと進んでいくのです。

さらには目標をしっかりと持っておくことによって、小さなことに悩まなくなります。

先ほど「目標を持つことによって中長期的な視点が養われる」と書きましたが、そうして人生設計をしっかりしていることによって、「自分は何をすべきなのか」について悩まなくなるのです。

人生の目標を持つメリット

次に目標を持つメリットについて見ていきます。前の章と若干重複するところもありますが、今までの内容を総まとめする形で、「人生の目標を持つとどんなメリットがあるのか」について具体的に見ていきます。

まずは「時間を有意義に使える」という点です。目標を持つことによって、そこから逆算して人生設計をすることができるので、「自分が今何をすべきか」ということがはっきりしており、時間を有意義に使うことができます。

そして行動力が高まるというメリットもあるでしょう。「行動力」は人生において最も重要な力の1つです。目標を持つことによって、その目標を達成するための行動を自分に課すので、自然と行動力あふれる人間に成長していくことができます。

「達成感が継続的に味わえる」というのも大きなメリットです。目標は一気に達成するものではなく、毎日コツコツと少しずつ進めていくものです。こうした小さな達成感を積み重ねることによって、モチベーションを失わずに日々を生きていくことができます。

目標を立てることによって様々なメリットを享受することができ、「結果的にポジティブになれる」というのも目標設定の魅力です。何事をするにおいても、当事者の精神状態はかなり重要な要素になります。自分に自信が持てるようになれば、自然と前向きな気持ちになり、自分の行動にも良い影響を及ぼします。

人生の目標に執着しすぎるのはデメリット

さて、ここまで目標を設定することの重要さを解説していきましたが、しかしながらそれに執着しすぎるのも良くありません。

「人生の目標」と言うのは確かに大きな存在です。しかし人生というのは、日々のささいなことの積み重ねによって作られています。そうした細かいことをないがしろにして、大きなものばかり見ていると、いずれ予想外のことに足をすくわれることになります。

それから人生の目標というものに価値を置き過ぎると、もしそれが達成できなかった(または達成できなさそうな状況に陥った)場合、「自分は価値のない人間だ」と自分を責めてしまうことにつながります。確かに目標設定は大事なのですが、あくまでも目標は目標として、それに執着しすぎないようにしましょう。

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自分の人生に目標がない理由

ここまで「人生の目標の重要さ」について確認していきましたが、「そもそも人生に目標を持ってない」という方も多いでしょう。そこでこの章では「どうして人生に目標がないのか」にスポットを当てて、その理由を解説していきます。

人生に目標がなくてもいいと考えている

「そもそも人生に目標がなくてもいい」と考えている人が一定数存在します。そうした人は2つのパターンに大別することができ、「目標がなくてもしっかりと信念を持って行動できる人」と、「人生の目標の重要さがわかっておらず無気力になっている人」です。

前者は特に問題はないのですが、後者は意識を改める必要があるでしょう。「無気力に陥っている」という状態は決して好ましいものではなく、その人の人生にさまざまな悪影響を及ぼしかねません。

忙しすぎて人生の目標について考える時間がない

忙しすぎて人生の目標について考える時間がないという人もいるでしょう。忙しい人にとっては、日々のタスクをこなすことで精一杯であり、「人生の目標」というスケールの大きなことを考えているような暇はありません。

当然人生の目標が立てられないと、日々のタスクに忙殺されることになり、中長期的な視点で物事を考えられなくなります。

目標の立て方がわからない

目標の立て方がわからないという人もいるでしょう。つまり「目標を立てたい」という意思はあるものの、「そのためにどうすればいいのか」がわかっていない状態です。こうした人は、目標の立て方さえわかればいいので、「無気力症候群に陥っている人」や「忙しくて目標設定できない人」に比べれば、まだ良好な状態と言えるでしょう。

もし「目標の立て方がわからない」という場合は、後の章をしっかりと読むことによって、目標を立てる力を養うことができます。

常に受け身である

常に受け身であるという人も、人生の目標を持っていない場合が多いです。受け身の人は、「自分は今何をすべきか」を、外部の動機付けに依存している状態です。つまり外部から「あれをやれ」「これをやれ」と指示されないと、自主的に行動することができないのです。

「目標を設定しそれに向かって努力する」というのは主体的な行動ですから、常に受け身のまま人生を送ってきた人にとっては、若干ハードルが高いものになるでしょう。

自分の本来の気持ちに気づいていない

目標を持っていない人の中には、「自分の本来の気持ちに気づいていない」人もたくさんいるでしょう。自分の本来の気持ちが分かっていれば、それに見合った目標を立てて努力していくことができるのですか、何らかの事情で「自覚的になれない」状態になっています。

たとえば常に受け身である人間は「自覚的になる」ハードルが人よりも高いですし、他人に影響されやすい、他人に流されやすい人も同様です。そうした人は細かな意識改善をしていくことによって、自分の本来の気持ちに気づくことができます。

常識や固定観念によって視野が狭い

常識や固定観念に支配され、視野が狭くなっている人も、人生の目標を見つけづらいです。常識や固定観念に支配されていると、「〇〇はこうあるべきだ」「〇〇はこうでなければならない」という意識が強くなり、多角的な視点が抜け落ちてしまいます。

人生の目標設定は、人生を様々な角度から眺めた上で「自分はこうなりたい」と考えるのがスタートラインです。考えが凝り固まってしまっている人は、そもそも「人生の目標を立てる」というスタートに立つことができないのです。

過去の挫折が原因となっている

目標を持っていないのは、過去の挫折が原因となっているケースもあります。つまり過去の挫折がトラウマになってしまい、新しい挑戦をすることができず、無気力のサイクルに陥ってしまっているのです。

これは精神的なものが関わっているので、なかなか対処は難しい問題ではあります。しっかりと傷が癒えるのを待ち、新しい挑戦ができる環境を整えていく必要があります。

現実離れした目標ばかりを立ててしまう

現実離れの目標ばかりを立ててしまう人も、自分本来の目標を持っていない場合が多いです。「目標はあくまでも高く」という言葉がありますが、それは実現可能な範囲の話であって、現実離れした目標を立ててしまっては意味がありません。

こうした人は「根拠のない自信」や「自己を過大評価する」傾向があります。まずは自己分析をしっかりと行い、現実的な目標を設定する視野を養う必要があるでしょう。

結果をすぐに求めてしまう

結果をすぐに求めてしまう人も、人生の目標を持っていない場合が多いでしょう。つまり目標を立てることはできるのですが、結果がすぐに出ないので、嫌になってしまい目標を諦めてしまうというケースです。

こうした人はまず小さな達成感を積み上げる事から始めていき、中長期的な視点を養っていく必要があります。目標設定をすることはできるので、後は「自分のモチベーションをどう保っていくか」という問題になります。

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